クリスマスの25日に全米公開された米映画「ワンダーウーマン1984」が、公開3日間で予想を上回る1670万ドルの興行収入を記録したことが明らかになった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で米国では約6割の映画館が閉鎖されており、ロサンゼルスやニューヨークなど大都市では公開されていない中で、9月に公開された「TENET テネット」の930万ドルを抜いてパンデミック発生後最大のヒット作となった。

「ワンダーウーマン1984」は日本を含む海外での先行公開を経て、米国内では劇場公開と同時に動画配信されている。報道によると、「ワンダーウーマン1984」が上映されている劇場は全米で約2150館で、新型コロナウイルスの感染が再拡大する中で1000万~1500万ドルの興行にとどまると予想されていた。

女性初のスーパーヒーロー映画として大ヒットした前作「ワンダーウーマン」(2017年)は、公開週末3日間で1億330万ドルの興行を記録していた。1984年を舞台にした続編は、当初は6月5日公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で何度か公開日が延期されていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)