今日31日をもって活動を休止する嵐が、12回目の紅白歌合戦に出場した。

この日同時間帯に行われている生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」の会場から中継を結んで出演し、「嵐×紅白2020スペシャルメドレー」とし「カイト」「君のうた」「Happiness」の3曲を披露した。

「カイト」の間奏では各メンバーがコメントし、櫻井翔(38)はコロナ禍を念頭に「懸命に走り続けた僕たちも、戸惑いと絶望に襲われました」。大野智(40)は「大事な人を失って、ぼうぜんとしたメンバーもいた。そんな僕らのそばに、消えずにいてくれたものがありました。たくさんの熱い声援と、希望を語り続ける歌でした。“嵐”という奇跡のような場所です」。相葉雅紀(38)は「おかげで僕たちは、深い悲しみに苦しんでいる人に思いを寄せようと、かじを切ることができました」と続けた。

二宮和也(37)は、実現しなかったライブなどを念頭に「かなわなかった夢も、嵐の21年の歴史の一部です」。松本潤(37)は「あと2時間あまりで年が明けて、僕たちの嵐はいったんやみます。嵐が去った後に、虹のかかった美しい空がどうか皆さんの前に広がりますように。明けない夜はないと信じて」と、画面に向かって語りかけた。

歌唱後、総合司会内村光良(56)との掛け合いで櫻井は「内村さん、紅白スタッフの皆さんありがとうございました」と感謝。「また5人そろった姿を待っているから!」との呼び掛けに笑顔で手を振った。