女優上野樹里(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の15日放送の第14話の視聴率が11・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と16日、分かった。前回の11・6%より0・2ポイント、アップした。

初回から13・8%、10・3%、12・1%、12・4%、10・0%、11・4%、9・5%、10・1%、10・2%、10・9%(新春SP)、12・4%、10・2%、12・6、11・6%だった。

19年7月期ドラマの第2弾。87年4月スタートのフジテレビ系のドラマ枠「月9」では初の2クール放送。昨年7月開始の予定が、新型コロナウイルス禍で同11月開始となった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事だった父・平(時任三郎)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある仙ノ浦の実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は見つかっていなかった。そして、平は仕事を辞して、里子の遺体を探すために仙ノ浦へと移り住む。

朝顔は平の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。だが、事件に巻きこまれた桑原は、長野県警に異動させられて交番勤務を命じられていた。

第14話で、朝顔は、認知症の症状が出てきた父親の平と、もう1度きちんと話し合おうと決意する。平は、朝顔と電話で話した際に、明日病院へ行くと約束したが、翌朝になるともうその約束を覚えていなかったのだ。

一方、桑原は、仕事や子育てに追われている朝顔を少しでも手助けしようと、休日のたびに長野から神奈川に戻っていた。同時に、神奈川県警への復帰を模索するが、話を聞いてもらえない桑原。事情を知った野毛山署強行犯係長の山倉(戸次重幸)は、個人的な相談だと前置きして、桑原を戻すために県警の人脈に当たってほしいと部下たちに頼んだ。

朝顔は、つぐみを連れて、平が暮らす仙ノ浦を訪れることに。家族が久しぶりに集い、絆を確かめ合った。