俳優の佐藤二朗(51)が、「日本の〇〇」など、他国の有名俳優にたとえて評されることへの複雑な思いをつづった。

佐藤は16日、ツイッターで「世界のいったいどこに『〇〇(自国)のアル・パチーノ』『〇〇のトム・クルーズ』と言われて喜ぶ俳優がいるのだろう」と書き出し、「正直ちっとも嬉しくない」と率直な思いを吐露するとともに「無論、ソン・ガンホは本当に素晴らしい、尊敬する俳優だ。だが、俺は、俺のために生まれてきた。俺は日本の佐藤二朗だ。これを余生で証明する」と気概を示した。

韓国の俳優の名を出したことについて、「最近何人かのスタッフに『二朗さんは日本のソン・ガンホですね』と言われる」と説明。「無論、ソン・ガンホは素晴らしいし、スタッフも誉め言葉で言ってくれてる」とした上で、「だがどうにも寂しさのような感情がある。『はるヲうるひと』が韓国の国際映画祭で最優秀脚本賞を取った時、変な言い方だが、こう思った。『やっぱ韓国の映画界スゲエな』。日本の〇〇と言われる前に逆のことを起こしたい、そんな夢のような事を真剣に考える」と、思いをつづった。