玉木宏(41)が4月期のテレビ朝日系連続ドラマ「桜の塔」(木曜午後9時)に主演することが4日、分かった。警視庁のトップ・警視総監になるためなら手段を選ばないダーティーなキャリア官僚役に挑む。

「桜の代紋」を掲げる警察組織の権力争いを描く人間ドラマ。玉木は警視庁捜査共助課の理事官・上條漣を演じる。所属する派閥の長を出世させることが警視総監への近道と考え、どんなに汚い仕事もこなしていく。頂点を目指す人間たちの裏切り、わな、だまし合いが交錯する。日テレ「3年A組」を手掛けた武藤将吾氏のオリジナル脚本。

人間関係に焦点を当てた新しい警察ドラマに、玉木は「各派閥の上層部のキャラクター像もみんなカラーが違い、すごく面白い!」。野心の裏に秘密を隠したキャラクターに「彼(上條)が権力を握った時に何をしたいのかまではまだ分からないので、そういう意味では僕もハラハラしながら彼の動向を見守っています」と話している。

上條の幼なじみを演じる広末涼子を始め、森崎ウィン、仲里依紗、橋本じゅん、高岡早紀、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平が出演。濃密な物語を彩る。