俳優西島秀俊(49)がテレビ東京系ドラマ「シェフは名探偵」(年内放送)で主演を務めることが4日、分かった。

原作は、累計発行部数29万超えの近藤史恵氏の人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」。

西島は、小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ三舟忍を演じる。冷静沈着で穏やか、一見何を考えているか分からない。でも、実はすぐにおせっかいを焼いてしまう三舟が、人並み外れた洞察力と推理力で、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解くグルメミステリーだ。

役柄について西島は「『ビストロ・パ・マル』に来てくれたお客様の悩みや苦しみを解決し、おいしい料理を楽しんでもらいたいと思っている人です。少し変わった人ですが、共感力のある良い人だと思います」と印象を明かした。

コック役について「フランス料理は普段なじみがないので難しい」というが「調理する設定の料理を実際に食べさせてもらい勉強させてもらいながら撮影しています」と前向きだ。

チーフ監督は、TBS系「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズやテレビ朝日系「TRICK」シリーズなど、さまざまな作品を手がけ、西島とは3度目のタッグとなる木村ひさし氏。西島は「木村組はみんなで面白い作品にしようという情熱を感じる組。大変な撮影ですがクルー全員、楽しく頑張っています」と気合十分。「ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても楽しめます。ご期待ください」とアピールした。