世界3大映画祭の1つ、ベルリン映画祭の各賞が5日、オンラインで発表され、最高賞の金熊賞を争うコンペティション部門に、濱口竜介監督(42)の新作映画「偶然と想像」が銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた。邦画の受賞は1987年(昭62)「海と毒薬」(熊井啓監督)以来、2回目。

邦画のベルリン映画祭での主要賞受賞は、以下の通り。

<金熊賞>

1963年(昭38)「武士道残酷物語」(今井正監督)

2002年(平14)「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)

 

<銀熊賞(監督賞)>

1958年(昭33)今井正監督(「純愛物語」)

1959年(昭34)黒澤明監督(「隠し砦の三悪人」)

<銀熊賞(女優賞)>

1964年(昭39)左幸子(「にっぽん昆虫記」「彼女と彼」)

1975年(昭50)田中絹代(「サンダカン八番娼館 望郷」)

2010年(平22)寺島しのぶ(「キャタピラー」)

2014年(平26)黒木華(「小さいおうち」)

 

<芸術貢献賞(銀熊賞)>

1986年(昭61)「鑓の権三」(篠田正浩監督)

<貢献賞(銀熊賞)>

1996年(平8)「絵の中のぼくの村」(東陽一監督)

<審査員特別賞(銀熊賞)>

1987年(昭62)「海と毒薬」(熊井啓監督)

2021年(令3)「偶然と想像」(濱口竜介監督)

<銀熊賞(短編部門)>

2012年(平24)「グレートラビット」(和田淳監督)