フジテレビの人気長寿番組「くいしん坊!万才」(日曜午前11時45分)が、リモート収録による特別企画を7日から4週にわたり放送する。1975年(昭50)6月の放送開始以来、45年9カ月の歴史で初めてとなる。

7、14日の放送は「ノーカット!万才」。番組本編尺の2分半という短い時間の中で、11代目くいしん坊の松岡修造(53)がリモートで料理を教わりながら完成を目指す。2分半をノーカットで、料理の完成だけでなく食べて感想まで言う。

21、28日は「松岡“旬造”のリモート×リポート」。は日本中の“おいしい旬”をリモートで感じる企画。生産者から届いた“旬のお届け物”を“旬造”が味わう。旬のおいしい食材についてリモートで生産者がリポートする傍らで、地元のシェフにおすすめの調理法を“旬造”が教わりながら、自ら料理し、味わう。

松岡は「今回、初めてリモート収録に挑戦させていただき、ありがとうございます。今までのくいしん坊の良さも残しつつ、とても新鮮で新しい発見もありました。オンラインだからこそ、教えていただく先生も、視聴者のみなさんも、そしてやってる僕も心がつながっているように感じました。リモートならではの料理の伝え方、作り方も明確で分かりやすい」と話している。

「ノーカット版はドキドキワクワクが途切れることなく、まさに心も映像もノーカット! 料理名以外の情報は一切知らない中で作っているので、どんなものができるのかという期待が膨らむばかりでした。実際に作っている興奮が見ている方にもダイレクトに届いて、そのままの勢いで作りたくなる、という心の連鎖が生まれるのではないでしょうか。しかも“2分半見たまんまやればできる!”というお手軽さも1つの良さだと思います。時間が限られているからこそ、先生それぞれの持ち味も凝縮されましたね」と振り返った。

「『リモート×リポート』は、30分近くオンラインで料理をしっかり教わりながら、ご出演いただいたみなさんのお話もじっくり聞けたので、さまざまなカットを盛り込むことで、その土地の食材、人間味を豊かに感じられました。実は、収録後に家に帰ってから、ロケで教わった料理を家族に作ってみたところ、大大大好評。まさに、特別な時間でした。これからもさまざまなチャレンジで『くいしん坊!万才』は毎回スペシャルでお伝えしていきます!」と話している。