吉本興業は、7日から全国の劇場と主催公演において、新型コロナウイルス感染拡大防止のメッセージを伝えるために、オリジナルマスクの配布をスタートした。

東京・新宿の「ルミネtheよしもと」では、ミキが不織布にオレンジ色の吉本興業ロゴマークを配したオリジナルマスクを着用して舞台に登場した。

兄の昴生(34)は「皆さん(吉本マスク)つけてくださいね。吉本がタダで人に物を分け与えるなんてないですから! こんなもんもうけものやと思ってください!」と熱弁。さらに「スタッフから(配布されることを)『広めてこい』って言われたんですけど、『なんで僕らなんですか? 』って聞いたら『お前が一番飛沫(ひまつ)を飛ばすから』って」と笑わせた。

漫才の本題に入るため、昴生はマスクを外したが、弟の亜生(32)が外さない。昴生が「マスクとれや!」と頭をはたくと、亜生は「いま、人に『マスクとれ!』って言うたらアカンし、しかも頭をはたいて…濃厚接触! むちゃくちゃや!」と訴えて、笑わせた。

出番後に昴生は「首都圏では緊急事態宣言の延長が発表されました。気を引き締めて感染対策をやっていきたいなと思うところで、こうして吉本もマスクを配布しています。みなさん気をつけてコロナを減少させていきましょう」。亜生は「これをつけてみんなも吉本ファミリーになりましょう」と話した。