昨年3月末に英王室を離脱したヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)夫妻が米人気司会者オプラ・ウィンフリーとの独占インタビューに応じた特別番組が7日、米CBSテレビで放送され、王室内で体験した人種差別や自殺を考えたことなどを赤裸々に語った。

離脱後初となるインタビューは90分間にも及び、前半に単独でインタビューに応じたメーガン妃は、結婚前にその必要性を感じなかったので王室について調べることもせず、「無邪気に何も知らずに嫁いだ」と結婚当時を振り返ったが、結婚後はすべての自由を奪われて息苦しさを感じたことを告白。

助けを求めても支援を得ることはできず、「生きていたくない」と自殺を考えるようになったと涙を拭いながら明かした。

また、2018年5月に行われた世界中が注目した挙式を巡っても、義兄ウィリアム王子の妻キャサリン妃との確執で報道とは逆に自分が泣かされていたことや挙式の3日前に2人だけで秘密裏に結婚していたことも明かした。「このことは誰も知りません」とメーガン妃は語り、英国教会の最高指導者、カンタベリー大主教に来てもらって自宅の裏庭で3人だけで式を執り行ったとこれまで語られていない真実にも言及した。

黒人の母親から生まれたメーガン妃は、そのことを理由に長男アーチ君(1)を妊娠中に生まれてくる子供の肌の色を懸念した王室メンバーがいたことも暴露。仮に肌の色が濃かった場合にどのようなことが起こり得るかといった会話がなされたことを明かし、ウィンフリーを驚かせた。

一方、「王室にとって大きなダメージになる」として実際に誰がそれを口にしたのかは明かさず、後半にインタビューに参加したヘンリー王子もウィンフリーからこの問題について改めて問われたが、「会話の内容は公表するつもりはない」と詳細については語らなかったものの、少なからずショックを受けたと明かした。

夫妻は他にも、アーチ君に王子の称号が与えられないことを理由に警護が提供できないと言われたことなどに不安を抱いたことや、自分たちを王室は守ってくれないと感じたこと、必要なサポートが得られなかったことなどを離脱の理由にあげ、離脱発表に伴って英王室から警備を打ち切られたことにショックを受け、それによって身の危険を感じたことなども告白している。

米大手動画配信サービスNetflixと巨額の契約を結んだことなどがバッシングされたこともあるが、「家族の身の安全のためにセキュリティーを雇って普通に暮らすため」とヘンリー王子はコメントしている。

夫妻は昨年3月に米国に移住し、現在はロサンゼルス北部サンタバーバラ郊外で暮らしており、今回のインタビューも同地で行われた。番組ではウィンフリーがインタビューの後日、夫妻の自宅を訪問した際の映像や海岸で遊ぶアーチ君と愛犬を撮影したホームビデオも公開している。

第2子を妊娠中のメーガン妃は、今夏に女の子を出産予定であることも明かしている。メーガン妃は今回の番組出演では報酬は受け取っていないことを冒頭で明言し、インタビューを行っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)