中谷美紀(45)が9日、伊藤園の機能性表示食品「一番摘みのお~いお茶」(15日発売)の新製品発表会に、在住のオーストリアの首都ウィーンからZoomを通じてリモートで参加した。中谷は登場直後に「こちら、夜中の3時40分? 皆様、こんにちは。中谷美紀です」とあいさつした。

中谷は18年11月に、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のドイツ人ビオラ奏者、ティロ・フェヒナー氏と結婚。「今、1年の半分くらいですかね、コロナで期間が増えましたけど、オーストリアのウィーンにおりまして、残念ながらお伺いできないですがリモートで参加させていただきます」と近況と、リモート参加の経緯を語った。

中谷は、5月からオンエアされる「一番摘みのお~いお茶」のCMに出演する。伊藤園として、お茶の葉のテレビCMは50年ぶりという。同商品は、日本初となる体脂肪を減らす茶葉のみで作った製品で、ガレート型カテキンによる「体脂肪を減らす」機能性表示食品。茶道もたしなんでいる中谷は「職業柄、どうしても体形は気になりますし、美容も気を付けなくてはいけない。体脂肪を減らす効果、抗酸化作用に助けられています。カテキンの抗ウイルス効果にも期待して、毎日、飲んでいます」と言い、親交がある陶芸家・郡司庸久氏作の益子焼の急須をかかげた。

そして「海外の方と親しくなると、日本の作家さんが作られた急須と湯飲み、もちろんお茶をセットにして差し上げるようにしているんですけど大変、喜ばれます」と語った。

欧州でも、日本の食文化は人気が高く、スタンダードになってきているという。中谷は「緑茶に対しての認識が高まり、空前の緑茶ブーム。頑固な老舗カフェでも抹茶カフェが出て、スーパーに買い物に行ったら、鉄瓶と湯飲みのセットが飾ってあったりとか。レストランではゆず、和牛、ノリ、だし、緑茶を使いこなせないと、料理人が恥ずかしいくらい、日本の食材を使えることがステータス。緑茶は楽しまれています」と現地の状況を報告した。

海外で生活するようになり「やはり日本の食文化って素晴らしい」と感じるという。「食材の豊富さ。欧州では、どうしても薄切りのお肉が手に入らなかったり、オーストリアは海がないので、新鮮なお魚が手に入りにくい。四方八方が海に囲まれ、新鮮なお魚をはじめ、日本の食材は素晴らしい」と語った。その上で「相手をおもんぱかる心、素晴らしいなと思います。幸い、オーストリアは日本人に近いお人柄の方が多く、暮らしやすいですが、帰る度に日本の優しさはありがたいなと感じております」と日本人の精神性をたたえた。

一方で、オーストリアで良いものも見つけたという。

「日本でも今の時代だけでなく、次の世代を考え、環境に配慮することを心掛けていると思いますが、欧州はエコロジーは当たり前に取り組んでいる。より心掛けるようになりました。あとは、日々の暮らしを楽しむこと…日本人の課題ですし、すでに取り組んでいると思いますけど、休むべき時に休んで、集中してお仕事する。こちらの方に見習って私も変わりました」

深夜のオーストリアからの参加となったが、中谷は終始、笑顔だった。