衣料品通販サイト「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏(45)が15日、ツイッターを更新し、2023年に計画している民間人初の月周回旅行に世界249カ国・地域から約100万件の応募があったことを明らかにした。うち日本国内は約7万6000件という。

前澤氏は今月3日、一緒に月旅行に行く同乗者8人を公募すると発表。「多様な方々からの応募をお持ちしています」「費用は僕が全部出します。チケットは全部買っているし、貸し切りの船になります」と呼びかけ、14日午後11時59分まで受け付けていた。

前澤氏は2018年、イーロン・マスク氏(49)率いる米スペースXと月周回旅行契約を結んだ。スペースXが開発中の次世代宇宙船スターシップを使い、月を周回する。打ち上げから帰還まで約1週間。費用は明かされていないが、約1000億円と推定されている。実現すれば1972年のアポロ17号以来51年ぶりの有人月旅行で、民間人としては初の月旅行になる。

応募者に対しては今後、書類選考、オンライン面談、最終面談、メディカルチェックなどが行われ、5月下旬に8人の同乗者が決定する。