米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは15日、第93回アカデミー賞のノミネートを発表した。

長編アニメーション賞には、米ディズニーの「ソウルフル・ワールド」(ピート・ドクター監督)米ピクサーの「2分の1の魔法」(ダン・スカンロン監督)米国、中国合作映画「フェイフェイと月の冒険」(グレン・キーン監督)、アイルランド、ルクセンブルク合作映画「ウルフウォーカー」、そして東北新社が配給した「ひつじのショーン UFOフィーバー!」(リチャード・スターザック、ウィル・ベッカー監督)がノミネートされた。

日本からは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)、スタジオジブリの「アーヤと魔女」(宮崎吾朗監督、4月29日公開)、オタワ国際アニメーション映画祭で長編コンペティション部門グランプリを受賞した「音楽」(岩井澤健治監督)、「ルパン三世 THE FIRST」(山崎貴監督)、「きみと、波にのれたら」(湯浅政明監督)、「泣きたい私は猫をかぶる」(佐藤順一、柴山智隆監督)がエントリーされていたが、いずれもノミネートはならなかった。

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、2月26日から3月4日まで米フロリダ州マイアミの劇場で限定上映された。米アカデミー賞に正式にノミネートされるには、ロサンゼルス州内の映画館で1週間、商業上映されることが条件。今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、ニューヨーク、シカゴ、マイアミ、アトランタ、ベイエリアが追加されており、その資格を得る狙いもあった。

2月17日に米誌「タイム」が発表した「次の時代の100人」に、原作漫画の作者・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏が選ばれた。同誌は01年の宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」が記録した316億8000万円を超え、365億5000万円(1月現在)と日本映画の歴代興収記録を更新したと紹介。「ほぼ20年にわたって『千と千尋の神隠し』がトップだった日本の興収記録を昨年、塗り替えた」と評価。日本で放送されたテレビアニメが、米国でもNetflixで配信されていること、劇場版が今年後半に北米で公開されることを紹介。「吾峠氏の作品が届く範囲は、さらに広がることが約束されている」と期待していた。