今年1月6日に米首都ワシントンDCの連邦議会議事堂で起きた襲撃事件を受け、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど主要ソーシャルメディアの利用が停止されたトランプ前大統領が、数カ月以内に自身の新たなソーシャルメディアのプラットフォームを立ち上げる見通しであることが明らかになった。

トランプ氏の顧問が21日、FOXニュースの番組で2~3カ月以内にソーシャルメディアに復帰する予定だと明かした。自ら立ち上げるのか、既存のプラットフォームと提携するのかなど詳細は明らかにしていないが、「多くの人がトランプ氏が何をするのか見守るのを待っている。始まれば、大きなものになるだろう」とコメント。ソーシャルメディア業界を完全に再定義するほどの変化をもたらすものになると語っている。

ツイッターはトランプ氏のアカウントを永久に凍結しているが、規約に違反したとして新規投稿を一時停止している動画投稿サイト、ユーチューブは今月に入り、暴力の危険性が減少すれば凍結を解除する方針を明らかにしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)