大手芸能事務所田辺エージェンシーと、秋元康氏、TBSがタッグを組んだスター発掘・育成プロジェクト「私が女優になる日_」のオーディションがこのほど行われ、4月17日にスタートする同名演技バトル番組(土曜深夜0時58分)に出演する10人が決まった。

今後は同局の青春群像劇ドラマへの出演をかけ、番組内で切磋琢磨(せっさたくま)していく。合格者の中には、昨年3月、秋元氏総合プロデュースのNGT48を卒業した高倉萌香(19)の姿もあった。

合格した高倉は、声を震わせながら記者の質問に答えた。「今日お母さんと一緒に新幹線でやってきたんですけど、『あなたは落ちるから大丈夫』って言われてきました。名前を呼ばれた時は、正直うそだと思ってびっくりした気持ちが大きかったです。自分らしく自分なりに、頑張っていきたいなって思っています」と意気込んだ。

秋元氏は、高倉について「スタッフから、元NGT48の高倉さんという方が応募していますと聞いて。もう卒業していますし、一般の人と同じような扱いにしてあげてくださいと伝えました。普通の女の子として、普通の女優志願の人として扱って、と」と明かした。「今日久しぶりに、卒業して以来ぶりに会いました。もともとNGT48時代から、乱反射するような不思議な魅力を持った子だったので、それはずっと記憶に残っていました。彼女の卒業公演を見られなかったのが残念だったなって思っていました」と振り返った。

秋元氏は「まだ会話もしていませんが、やはり不思議な魅力を持っているなと思いました。ただ、僕はやはり、もともとNGT48時代から知っているので、審査は他の先生方に任せて、この不思議な人がどういう風に皆さんに見えるのかなと見ていました」と明かした。高倉の審査には関与していないという。「結果、合格できてよかったと思いますし、ここから彼女の本当の試練だと思う。NGT48時代に知らなかった魅力というか…意外にお芝居がうまいな、と思いました」と激励した。