23日に行われたTOKYO MXの4月改編記者発表会に出席した。

看板番組「5時に夢中!」のMCを9年間務めたふかわりょう(46)が4月から「バラいろダンディ」に、「バラダン」MCの元ニッポン放送のフリーアナ垣花正(49)が「ゴジム」に移る“入れ替え人事”が話題だが、会見はこの2人を中心に笑いが絶えなかった。

まず、垣花がフリー転身後の「ゴジム」初出演時「ふかわりょうさんに大変おいしくいじっていただいたのがTOKYO MXとのご縁のきっかけ」と振り返ると、取って代わられた形のふかわは「正直後悔してます。ちょっと照らしすぎた」と悔しげにジョーク。垣花が入場時「ゴジム」テーマソングが流れたことにも不満げな顔で、「登場の時(テーマ曲の)ジャクソン5がかかったじゃないですか。何でこいつが出てんのと思った」とイジって盛り上げた。

ふかわのツッコミは止まず、「風の便りで、『ゴジム』が決まった時に『これで1軍入りだ』みたいなことを発したらしい。こんな失礼な話あります?」と垣花に詰め寄ると、垣花は「個性的なコメンテーターの皆さんに、気持ちよくホームランを打ってもらうためにマウンドに上がりますと言ったら、バラダンチームから『じゃあ我々はブルペンだったんだな』と言われた」と苦笑い。「ナイトゲームとデーゲームの違いですよ、と。その釈明に1週間かかった」と必死のさまに、また笑いが生まれていた。

垣花はふかわの愛あるイジリっぷりに感謝し、「この優しさがあの日の僕をおいしくしてくれた。本当はふかわさんと(『5時に-』を)やりたいくらいの気持ち。ふかわさんが9年作ってきた素晴らしい土地なので、リスペクト込めて、ふかわさんの雰囲気を大事にしながら僕なりに頑張りたい」とコメント。ふかわもMC入れ替えという局の決断を「素晴らしいと感じた」と語った。控えめながら、それぞれに意気込みが感じられた。

達者な2人のMCぶりを楽しみにしている。【遠藤尚子】