大泉洋(47)が25日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「騙し絵の牙」(吉田大八監督、26日公開)公開前夜祭で満員の観客に感激した。当初は20年6月19日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて公開が延期。同12月に新たな公開日が決まったものの、1月に2度目の緊急事態宣言が発出。21日に首都圏の1都3県で解除され、客席が満席になった。大泉は「満員のお客さまが入るの、いつくらいだろう? 試写会も全く出来ていない。帰りに住所、書いていってください。訪ねたいので」と観客に呼びかけた。

この日は壇上に、巨大な大泉の顔を描いたパネルが設置された。真ん中には銀色のスクリーンがかけられ、俳優陣が全員登場後「拍手をお願いします」の声で落ちると、大泉の顔が出てくる仕掛けだったが、スクリーンは予定通り落ちず、冒頭のあいさつ前にアクリル板を設置している最中に落ちた。松岡茉優(26)が「落ちちゃった!」と叫ぶと、大泉は「見ないでぇ…」と絶句した。

松岡が「何のタイミングで(裏の大泉の顔の絵が)見える予定だったんですか?」と聞くと、司会は「もう少し早い予定でしたね。会場の皆さん、出来上がる様を見ていますので何が出てくるか分かっている状況です」と説明。大泉が「逆に遅くなってるの? ずっとグダグダなの?」とぼやくと、松岡も「そうなんだ。何が何やらじゃないですか}とぼやき返した。

「騙し絵の牙」は作家・塩田武士氏が大泉を主人公に当て書きした同名小説の実写化作品。出版不況の中、創業一族の社長が急逝し次期社長を巡って権力争いが勃発した大手出版社「薫風社」で、東松専務(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。その中、同社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉)も無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが、頼りない笑顔の裏にとんでもない牙を秘めていた。うそ、裏切り、リーク、告発。クセモノぞろいの上層部、作家、同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡)を巻き込んだ速水の生き残りを賭けた戦いが展開される物語。

この日は松岡茉優(26)宮沢氷魚(26)池田エライザ(24)中村倫也(34)佐野史郎(66)木村佳乃(44)佐藤浩市(60)吉田大八監督(57)が登壇した。