NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第9話「栄一と桜田門外の変」が11日に放送され、関東地区の世帯視聴率が14・5%だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週4日の世帯視聴率は15・3%だった。

あらすじは以下の通り。

井伊直弼(岸谷五朗)により、蟄居(ちっきょ)を命じられた斉昭(竹中直人)や慶喜(草なぎ剛)は無言の抵抗を続ける。しかし、その井伊は桜田門外の変で暗殺され、斉昭も突然の死去。父の死を耳にした慶喜は慟哭(どうこく)する。一方、江戸から戻った長七郎(満島真之介)に感化され尊王攘夷の考えに傾倒し始めた栄一は、喜作(高良健吾)に続いて自分も江戸へ行きたいと父・市郎右衛門(小林薫)に懇願する。

「青天を衝け」は日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮(27)。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。

※草なぎ剛のなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀