歌手Wakana(36)が24日、都内でワンマンライブを開催した。

同公演は、新型コロナの影響で約1年、延期されていた。「やっと開催できてすごくうれしいですし、生音が最高だなって改めて感じました」と、笑顔で話した。

コロナ禍で、オンラインライブも経験した。「音楽は、どんな形でも楽しんだなっていう思いはあったんですけど、今日、生でみんなに聞いてもらえる、この空間が、自分は好きだなって思いました」と、感慨深い表情で語った。

ライブは、約1時間半で「揺れる春」「君だけのステージ」など、全17曲を歌唱。その中で玉置浩二の「メロディー」など、カバーにも挑戦した。同公演の音楽監督を務めた、武部聡志氏による選曲で、聞いた事がなかったというが「初めて聞いたときに、『これすごくすてきなので、歌いたいです』って、すぐに連絡して決めました」と、明かした。

他にも、竹内まりやの「元気を出して」も歌唱し、カバーすることへの気持ちが変化したという。「最初に歌った自分のイメージと、今、歌っているイメージは全然違います。多分、カバー曲って、こうやってどんどん変わっていくんだなってすごく勉強になりました」と語った。

この日は、8月に大阪でライブを開催することも発表された。「クラシックでアニメの曲を届けることを、コンセプトにしています。本当に、カバーするということは、すごく自分のなかで重要なことで、元の曲を壊すことは絶対にしたくなくて。より、良い物として、そして自分の声でお届けして、気持ちいいものにしたいなと思います」と、意欲を示した。