菅田将暉が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10時)第3話が1日に放送され、世帯平均視聴率が7・5%(関東地区、速報値)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人平均視聴率は4・0%。

第1話は8・9%、第2話は8・6%だった。

同作は、菅田、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介と世代を代表する豪華なキャスト陣が集結。5人を中心とした青春群像劇となる。

菅田、神木、仲野の3人は、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる。3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウエートレスを有村が、有村の妹役を古川がそれぞれ演じる。

「マクベス」の3人がドラマ冒頭でコントを披露し、残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという斬新な構成で物語が紡がれる。

第3話の冒頭でマクベスはコント「奇跡の水」を披露した。明転した舞台に現れたのは兄弟を演じる春斗(菅田)と潤平(仲野)、そして謎の男を演じる瞬太(神木)。誰が見ても怪しさ全開の水を崇拝する兄とそれを説得する弟をテーマにした、マクベスのとりとめのないコントが始まった。

1年半前、廃人寸前になっている姉・里穂子(有村)を自宅で見つけて以来、つむぎ(古川)は転がり込んで生活を共にしていた。つむぎは、誰も知らない売れないお笑いトリオ「マクベス」になぜどっぷりとハマった里穂子が、彼らの解散発表以来ため息ばかりついていることを心配していた。

一方、春斗が気にかけているのは、完璧人間だった兄・俊春(毎熊克哉)のことだった。非の打ちどころのない順風満帆の人生を歩んできた兄だが、突然人生に挫折。今では実家の部屋に引きこもっていた。自分が好きな道に進めたのは、しっかり者の兄がいてくれたからで、春斗は自分も兄を追い込んでしまった一端を担っていると感じていた。