2021年の芸能界でブレークしたり、バズる「急上昇」候補は-。日刊スポーツが注目する新星たちを「2021年『急上昇!』」と題し、随時掲載でお届けします。

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佐竹桃華(18)が、初の舞台「天神夢双」(6月19、20日、東京・浅草花劇場)で初主演を果たす。昨年12月、ホリプロ主催の大型オーディション「第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞を受賞。今年1月に同事務所所属後、女優としてドラマデビューも飾り、バラエティー番組に出演するなど多方面で活躍している。勢いに乗る新星がこのほど日刊スポーツのインタビューに応じ、意外な特技や今後の決意を語った。

佐竹は、母から「試しに受けてみなよ!」と言われたことがきっかけで「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に応募。自身も「とりあえず受けてみよう!」と飛び込み、昨年12月開催の決戦大会まで上り詰め、特別賞のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナライブ)賞」を受賞した。「『受かっちゃった!』って。びっくりの連続でした」と笑顔で振り返った。

ホリプロ所属からわずか3カ月、今年3月にはテレビ朝日系「遺留捜査」でドラマデビュー。4月からテレビ東京系ゴルフ番組「みんなでBINGOLF」(木曜深夜1時半)でナビゲーターを務めており、初のレギュラー番組出演を果たすなど、演技以外にも活躍の場を広げている。

「オーディションは受かるたび、毎回『えー! えー!』って感じで驚きながら進んでいっています。いつも『これはきたな!』とか手ごたえはあまり感じていなくて。やり切ったから『受かっていたらいいな』とか『ダメだったらまた1から頑張ろう』ってなるんです」。結果にとらわれず、1つ1つを全力でこなす。

憧れの女優はホリプロの先輩でもある高畑充希(29)だという。「映像でも活躍したいし、舞台でも活躍したい、というのがあって。両方で活躍できるようになれたらいいな、と思います」と目標を語った。

趣味は大食い。パンや揚げものが大好きだという佐竹は「ご褒美で食べ放題によく行きます」と明るく打ち明ける。2時間の食べ放題でパン54個を完食したことがあるなど、154センチの小柄な体からは想像もつかない大食いぶりだ。3月31日放送の日本テレビ系「今夜くらべてみました」でもその“特技”を披露し、注目を集めた。「生かせるものは生かした方がいいと思っているので、大食いもしつつ、『本業は女優だよ!』みたいな感じがいいですね」と笑った。

18日には日本テレビ系バラエティー番組「ザ!仰天ニュース」(火曜午後9時)に出演。6月には舞台初出演にして初主演となる「天神夢双」が決まっている。可能性に満ちた18歳は「変に高望みせずに、今の自分にしかできないものを100%出したいです。不安もあるんですが、選んでいただいた以上は、責任をもって務めなければいけないな、と思っています」と話した。  【三須佳夏】

◆佐竹桃華(さたけ・ももか)2003年(平15)1月19日、大阪府生まれ。昨年12月「第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞受賞。今年3月テレビ朝日系「遺留捜査」最終話でドラマデビュー。レギュラー番組はテレビ東京系「みんなでBINGOLF」。特技のバレエは3歳から続けており15年目。154センチ。