シンガー・ソングライター泉谷しげる(73)が、俳優田村正和さんとドラマで共演した当時について、「田村正和の"孤高"な振る舞いが理解出来ず、気分は勝手に“一触即発”だったかも(笑)」とユーモアを交えて振り返り、追悼した。

泉谷は19日、ブログを更新。田村さんの訃報を受け、「これでも何本かテレビドラマ共演させてもらったンだよ その頃は乱暴者キャラで生意気だったオイラだったもンで、田村正和の“孤高”な振る舞いが理解出来ず、気分は勝手に“一触即発”だったかも(笑)」と振り返り、「それにしても正和センパイの演技の素晴らしさったら~ とにかく、読めない!どう来るかわからない~素晴らしすぎ!演技することにたいして興味持ってなかったオイラを、おおげさに目覚めさせてくれた人でもあった」としのんだ。

続けて「正和センパイは、色男だが痩せてて声は小さいが、オフでは意外と男らしいところも」とし、「オイラが、ロケ弁当が冷えてて美味しくない~とブーたれてると『出されたモノはありがたく黙って食え!』と正和センパイに怒られてしまったではないか……」とのエピソードも。「以降、次々と彼の男らしいところを発見していくのだが~ 上げたらキリがないからヤメとくが、オイラは“天才”と共演してたことに気づき~愕然としたもんさ」とし、「『古畑任三郎』に出たかったな… 本当に心よりの哀悼を」とした。

田村さんは4月3日に都内の病院で心不全のため亡くなった。77歳だった。