女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、山中崇(43)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。山中は、暢子の幼なじみ・青柳和彦(宮沢氷魚)の務める新聞社の上司・田良島甚内(たらしま・じんない)を演じる。暢子が働くレストランの常連で、皮肉屋でありながら目配りと愛情を忘れない、強い正義感を持った役どころだ。

山中は「まず、気になったのがその個性的な名前です。田良島という姓は全国でおよそ110人ほどしかいらっしゃらないようです。鹿児島に名字の由来があると言われています。そして名は甚内。田良島甚内。名は体を表すというように、なかなかに一筋縄ではいかないキャラクターになるのではないかと予感しています」。また「作品をより豊かに出来るように、ちむどんどんの世界をタラシマと共に歩んでいきたいと思います」と話す。

朝ドラは「ごちそうさん」、「半分、青い。」、「エール」の3作品に出演。「ごちそうさん」では10カ月間、室井幸斎を演じ「ひとりの人物を長く演じるということの醍醐味(だいごみ)を感じられた作品であり、それが自分にとってとても大きな経験となりました」と振り返った。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)高嶋政伸(54)佐津川愛美(32)中原丈雄(69)の出演も発表された。