木村拓哉(48)が、動画配信サービスHuluの国際ドラマ「THE SWARM」(来年世界同時放送、配信予定)に出演することが15日、分かった。海外ドラマ初出演となり、配信ドラマにも初挑戦となる。

原作はドイツの作家フランク・シェッツィングのベストセラー小説。深海に生息する未確認知的生物の群れに直面する人類の闘いを描く、海洋SFサスペンスだ。木村は、人類の危機に立ち向かう科学者グループの1つを組成し、海洋問題に取り組む「ミフネ財団」の創設者アイト・ミフネを演じる。セシル・ドゥ・フランス、レオニー・ベネシュら10カ国以上の実力派俳優の出演も決まっている。

米の大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」では主要プロデューサーの1人で、「THE SWARM」の製作総指揮を務めるフランク・ドルジャー氏は「木村拓哉さんという、知性と威厳を兼ね備えた素晴らしい役者さんと出会えたことは大きな喜びです。日本を代表するスターを新たな視聴者に紹介できることに非常にエキサイトしています」と喜んだ。

木村は「『ゲーム・オブ・スローンズ』は大好きな作品でしたので、そのチームからのオファーがあった際は素直にうれしい気持ちでした。どんな役であれ、いただいた役柄を大切に演じたいと思っています」とコメント。7月から撮影のためにイタリアへ渡る予定で「日本だけでなく、世界がまだこのような時世ですので、細心の注意を払って現場に赴きたいと思っております」と覚悟を示した。