お笑い芸人で絵本作家の西野亮廣(40)が16日、都内で開催された、GMOが展開するNFTのマーケットプレイス「Adam by GMO」の会見に出席した。デジタルコンテンツの2次流通を整備するなど、アーティストなどのコンテンツホルダーの利益確保を目指すという。

NFTとは非代替性トークンの略で、ブロックチェーン技術などを使い、販売者や所有者が、2次流通以降の収益を得られる仕組み。

西野は「これまで、絵本の出版などでさまざまなことに挑戦してきました。デジタルの世界はコピーもされるので絵本の『えんとつ町のプペル』では、著作権フリーにも挑戦してきました。完成品を無料にして、それまでの過程をオンラインサロンで収益を上げるなどの挑戦もしてきました」などと、これまでの取り組みを説明した。

NFTについては「誰が所有しているのがわかるところがおもしろい。出版する側からすると、転売された際に手数料が取れると思う。転売手数料があれば、出版社も前向きに取り組むと思う」などと話した。

理路整然と語る西野に対し、GMOサイドからも「お笑いタレントさんですか」などと驚きの声も上がったことに、西野は「お笑いは苦手なんです。芸人というよりは、スナックのオーナーですかね」。この日は、相方のキングコング梶原雄太(40)も、別の芸能イベントに臨んでいた。「梶原とは仲がいいですよ。今日も、夜には会う予定になっています」。吉本興業を辞めたことには「映画の仕事などは引き続き一緒にやっています。あんまり円満とかいうとうそっぽいですし、折り合いがつかなかったから辞めているのですが、仕事によっては一緒にやっています」。