野球評論家・張本勲氏が、関口宏MCのTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)の15日の生放送にリモート出演し、日本ボクシング連盟から抗議を受けた8日放送回での女子ボクシングを侮辱するような発言について触れ、謝罪した。

張本氏は「今回は言い方を間違えて反省しています。以後、気をつけます」と謝罪した。関口も「いろんな方にご迷惑をかけた、まずボクシング連盟、視聴者の方々にお詫びしなければなりません。本当にこれからは気をつけて参りたいと思います」と頭を下げた。

8日の放送で、リモート出演した張本氏は、東京オリンピック(五輪)の女子フェザー級で入江聖奈が金メダルを獲得したことに「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな? 嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などとコメント。

これを受けてボクシング連盟内田貞信会長(47)が11日、同局に抗議文を送付したことを発表していた。

12日には、内田会長が、同局から「張本氏の発言の中には、ご指摘のように『女性及びボクシング競技を蔑視した』と受け取られかねない部分があり、これについては本来であれば番組内で対応すべきでした。当番組として、不快に思われたボクシング関係者や視聴者の皆さまに誠に申し訳なく存じます」などと謝罪文を受け取っていた。

また張本氏からも「今回の私の発言は言葉が足りませんでした」「言葉足らずで反省しています」などのコメントを受け取り、内田会長は「これ以上、連盟から何かを求めることはない。スポーツの素晴らしさを伝えていってもらいたい」と問題終結の認識を示した。

同局は抗議文を受けた際に「日本ボクシング連盟さまより抗議文をいただいております。今後、真摯(しんし)に対応させていただきたいと思います」と回答していた。