新潟・長岡の東山ファミリーランドで9月17~19日に開催予定だった音楽フェス「長岡 米百俵フェス~花火と食と音楽と~2021(通称米フェス)」が、コロナ禍で開催を延期することを31日、公式ホームページで発表した。

同フェスの総合プロデューサー・北牧裕幸氏は「開催を楽しみにお待ちくださっていたお客様、開催に向けてスケジュールを空けてくださっていたアーティストの皆さん、そして、開催の準備に日夜奔走してくださっていたスタッフ、関係者の皆さん、本当に申し訳ありません」と謝罪。開催向けては、内閣府コロナ室からエンターテインメントは不要不急ではないと言う言葉も得ていたというが「47都道府県中33都道府県に緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置が発令され、新潟県下でも連日のようにコロナ感染者の最多人数が更新されています。さらに長岡市においては特別警報も発令され、地元医師会や市民からも懸念の声が届き、長岡市からも再考の申し出を受け協議を続けて参りました。米フェスは家族みんなで楽しめる、安心、安全なフェスを目指しています。どんなに感染予防に手を尽くそうとも、皆さんの心の片隅に不安の影がさすままフェスに参加して頂くことは、本来のフェスの楽しみ方ではないと考えます。長岡市や関係諸団体とも慎重に議論を重ね、米フェスだからこそ、このタイミングでは開催すべきではないと判断致しました」と説明した。

今後については「一度おこした米フェスの種火は何とかこの先の未来につなげていきたいと思い、中止ではなく延期という判断に致します。雪国長岡で果たしてどのような形で延期公演ができるのか? アーティストやスタッフの皆さんのスケジュールは大丈夫なのか? 花火や食、キャンプはどうするのか? 今のところ全く未知数です。場合によっては、今と同様のフェスの開催は難しいかもしれません。しかし、可能性がある限り、米フェスの名のもとに延期公演を探っていきたいと思います」とした。

同フェスには、泉谷しげる、さだまさし、木村カエラ、鈴木雅之、日向坂46、南こうせつらが出演し、ファーストサマーウイカ、NGT48本間日陽らが司会を務める予定だった。