15日に放送された、東山紀之主演のテレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)最終話の世帯平均視聴率が12・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが16日、分かった。個人平均視聴率は6・8%だった。

第1話は11・9%、第2話は11・7%、第3話は11・9%、第4話は10・5%、第5話は11・1%、第6話は11・1%、第7話は10・9%、第8話は11・7%だった(いずれも世帯平均視聴率)。

東山演じる天樹悠を中心に、個性派刑事たちが難事件解決に挑む人気刑事ドラマ。15年にシーズン1がスタートし、今年シーズン7を迎えた。

女子大生の刺殺体が公園で発見された。遺体の首筋に人間のものとおぼしき歯形が残されているのを見た天樹は、がくぜん。ひとり考え込んだ揚げ句、行先も告げずにふらりと単独捜査に出てしまう。

実は、天樹は25年前の事件を思い起こしていた。片桐正敏(吉田鋼太郎)によると、それは天樹の刑事人生で唯一“黒星”を喫した、“かみつきジャッカル事件”と呼ばれるものだという。

1996年、被害者の首筋に歯形を残す連続女性暴行殺人事件が起き、当時、捜査1課にいた天樹は過去のデータから長村忠雄という男を逮捕。歯形も一致したが、長村は一貫して犯行を否認、留置場で自殺を図った。ところがその後、同様の事件が発生し、歯科技工士・春日部将司(村井國夫)が逮捕された。春日部は長村が通う歯科医院に勤務しており、歯形を偽装することも可能。ほかの状況的にも春日部が真犯人であることは間違いなかったが、その後の裁判で立証できたのは1件のみ。天樹は自分が誤認逮捕したせいで捜査に遅れが生じ、残りの事件を立証できなかったことに責任を感じていた。

そんな中、解剖を担当した堂本俊太郎(北大路欣也)により、新たな事件の歯形は長村や春日部のものとは一致しないことが判明し…。