16日に放送された、佐々木蔵之介主演のテレビ朝日系ドラマ「IP~サイバー捜査班」(木曜午後8時)の最終話の世帯平均視聴率が8・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが17日、分かった。個人視聴率は4・6%。

第1話の世帯平均視聴率は10・3%、第2話は10・4%、第3話は9・2%、第4話は6・5%、第5話は7・9%、第6話は9・2%、第7話は8・6%、第8話は8・5%だった。

サイバー犯罪と人間ドラマが絡み合うミステリー。佐々木は超デジタル人間のサイバー捜査スペシャリストの安洛一誠を演じる。

安洛は、“ディープフェイク動画大量流出事件”の首謀者・永尾享二(波岡一喜)の最期をとらえた動画が拡散されている状況に、慄然(りつぜん)とする。永尾が殉教者となったこの動画によって、人々の内なる悪意が刺激され、ディープフェイクがさらに氾濫することを恐れたのだ。警察庁から出向してきた桐子香澄(内山理名)も、事の重大さに絶句。メディアアーティスト・西堂牧彦(大東駿介)もまた、「ディープフェイクは新たなプロメテウスの火だ」と警鐘を鳴らしていた。

そんな中、永尾のパソコンを調べた安洛は、あらかじめ彼の死が何者かによって計画されていたことに気づき、永尾の最期の動画もディープフェイク映像だったことを突き止める。永尾を操り、彼を殉教者に仕立て上げたのは誰なのか…!?