16日に放送された天海祐希主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)最終話の世帯平均視聴率が13・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが17日、分かった。個人視聴率は7・6%。

第1話の世帯平均視聴率は14・7%、第2話は13・4%、第3話は9・1%、第4話は10・1%、第5話12・0%、第6話は10・9%、第7話は12・4%、第8話は12・4%だった。

取り調べを行う専門チーム、通称「キントリ」(緊急取調室の略)のメンバーが数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げながら真実を明らかにしていくヒューマンサスペンスドラマ。14年から放送がスタートし、今回でシリーズ4作品目となる。

キントリの仲間たちには何も告げず、単独で国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)のもとを訪れた菱本進(でんでん)が、宮越の秘書・須田(尾上寛之)に切りつけた罪で逮捕された。 その直後、公判中に急死したハイジャック犯・大國塔子(桃井かおり)の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々)が、有希子の前に出現。菱本を救うため、力になりたいと申し出る。菱本は意味もなく人を傷つける人間ではない。そう信じるキントリ・メンバーに、空見子は「適任の弁護士を紹介したい」と切り出し、すぐさま所轄に留置されている菱本と面会。逮捕以来ずっと黙秘を続けていた菱本だが、なぜか空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話すという。

まもなく空見子は、弁護を引き受けることを決意する。そんな中、宮越と須田の供述内容を精査したキントリ・メンバーたちは、菱本の無実を確信する。捜査協力という名目で宮越をキントリで取り調べられないか、空見子に相談する。その一方で、有希子は救世主であるはずの空見子に対して抱いた違和感を、拭い去ることができない。

キントリにとって、空見子は本当に救世主なのか? そして、ハイジャック事件、塔子の急死、菱本逮捕のすべてのカギを握る宮越を、有希子らは“”マル裸”にできるのか。