人気漫画家郷田マモラ氏の話題作「poor ゼラニウムの誘惑」のオーディオドラマの後編が今月22日から配信され、立花慎之介、福山潤、モデルLIZAらが声優を務める。脚本は佐藤友哉氏。孤独で闇を持つ登場人物たちの内心を繊細に描きながら、緊張感ある逃走劇。

立花は「普段は2次元的キャラクターを演じることが多いのですが、今回の作品はリアリティーがあり登場人物のキャラクターがとても濃かった。実写のサスペンスドラマや映画での役を演じているような感覚でした。犯人の独特の感覚(希望と矛盾)、揺れ動く感情を表現することに重点を置きました。いつもの私のキャラクターと違う私を感じてもらえればうれしいです」。

福山は「僕の実年齢と演じる猪野が同い年なのですが、声優としての経験で40代かつ同年齢の役というのは実はまれな経験でした。主に少年・青年。とりわけ明るい人物を演じる事が多い分、年齢なりの言葉に感じてもらえるのか、作品の雰囲気になじませられるのかという点が難しいポイントでした。今回僕が参加させて頂くのがストーリー後半からでしたので、原作と脚本から作品のテーマや役の骨格をイメージすることに注視しました。原作の持つエネルギーがすさまじい作品と感じ、演じる上で簡単なところが1つとしてない作品でしたが、聞いていただく皆様が聞き終えた後に何を思い感じて頂けるのか、大変怖くもあり興味そそります。お楽しみいただけますと幸いです」。

LIZAは「前回とは気分を変えてゼロからのスタートのつもりでワクワクしながら演じました。立花さん、福山さんへの尊敬を持ちつつタイミング等考えながら演じました。とても楽しみです」。