米映画「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られる米俳優マーク・ハミル(69)が、18日に米首都ワシントンDCの連邦議事堂周辺で行われたトランプ前米大統領の支持者集会の参加人数の少なさを皮肉るツイートを投稿した。今年1月6日に議事堂に乱入したトランプ氏の支持者に賛同する人々による集会が行われ、暴徒化を懸念して厳重な警戒態勢が敷かれたものの報道によると参加者は主催者の予想をはるかに下回る100人程度だったと伝えられていた。トランプ氏は「集会はわなだ」と指摘したこともあり、会場に現職議員の姿などはなく、参加者よりも警備に当たった警察官や報道陣の方が数が多く目立っていた。

 

これまでも度々、トランプ氏を公で批判してきたハミルは、集会の様子を報道するテレビ画面とともに、「スター・ウォーズ」シリーズの中で最も酷評された黒歴史と言われるテレビ映画「スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル」(1978年)のファンミーティングの方が人が集まっていたとツイート。自虐ジョークでファンを喜ばせた。チューバッカを主人公とした同作は、全編のほとんどがチューバッカらの鳴き声だけで展開されていることから何を言っているか分からないと作品の質の低さが指摘されたこともあり、再放送やビデオ・DVD発売などは一切されていない幻の作品として知られている。

ハミルは昨年9月にも、「史上最悪」と評されたトランプ氏とバイデン大統領の初のテレビ討論会について、「スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル」に出ている方がマシだとツイートしたこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子)