大手芸能事務所・研音の公式YouTubeチャンネル「Ken Net Channel」で21日、新企画「天の声劇場」がスタートした。

何も知らない俳優2人を劇場、舞台の上に呼び出し、天の声によって読まれたト書きを即興で演じさせる完全アドリブ即興劇で、ト書きも役者が役者のために書き下ろす。21日配信の第1回は、福士蒼汰(28)と上杉柊平(29)が、市川知宏(30)が書き下ろしたト書きで「宝石店」が舞台の即興芝居を行う。

「天の声劇場」に参加する俳優2人に事前に与えられるのは、演じる主題のみで自分の演じる役柄も話の展開も知らない“丸腰”状態で舞台に放り出される。信じることが出来るのは、自身の演技力と、神がかった思いつきのみで、あとは本番一発勝負。チャレンジャー2人の表情や、その場で紡ぎ出される、先の全く読めない展開は注目だ。また、いかに動じないで演じることが出来るかの対決も同時に行う。

第1回では、福士が宝石店強盗、上杉が店員を演じる。福士は「即興劇ということで、どうなるか分からない不安もあったのですが、仲間と一緒だったので楽しくできたかなと思います。事前情報として教えてもらえたのは、主題と黒の衣装を着るということのみ。頭と体を駆使して演じたので、終わってみればカロリー消費量は凄まじく、その日の夜はよく眠れました!」と振り返った。演じた2人と脚本を担当した市川が、どうしてそうなった? という芝居やセリフを振り返る、即興芝居後のアフタートークも、見どころが盛りだくさんだ。

22日午後6時に配信スタートの第2回は、TBS系ドラマ「ドラゴン桜」に出演した、入江甚儀(28)と加藤清史郎(20)が登場し「サウナ」を舞台に入江が客、加藤が従業員役で即興芝居を行う。「ドラゴン桜でも評判を呼んだ、」加藤の即興「ラップ」も飛び出す。

また、天の声を声優の尾崎由香(28)が務める。

「Ken Net Channel」は、研音がCMや映画を含むマルチメディアコンテンツの制作を手がけてきたギークピクチュアズと共同運営する形で、それまでの公式YouTubeチャンネルを大幅リニューアル。新たなエンターテインメントとして、20年9月4日にYouTubeに本格参入した。

企画の中で、山崎育三郎(35)が自ら運転して助手席ゲストのプライベート、素の部分を引き出す「育三郎ドライ部」の人気が高い。これまで、福士をはじめ山口智子(56)天海祐希(54)菅野美穂(44)と、同事務所の各世代の人気俳優が出演している。