女優土屋太鳳(26)が22日、都内で主演するアニメ映画「アイの歌声を聴かせて」(吉浦康裕監督、10月29日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに登壇した。

AIと高校生のクラスメートらが織りなすエンターテインメントフィルム。土屋は、いつもひとりぼっちのサトミ(福原遥)を幸せにするために奔走する、ちょっぴりポンコツなAI美少女・シオンの声を務めている。

土屋は、AIという難しい役どころに「頭脳を持っているが呼吸で生きているわけではない。どう演じればいいか分からなくて苦しかった」と告白。「お風呂が沸きましたの声や携帯の音を何度も何度も聞きました」と、自宅で研究を重ねたことを明かし笑いを誘った。

大原さやか(45)や福原遥(23)らからは、歌唱を絶賛された。「小さいころは声が出なかったんです。だから10歳のころの私は(今の仕事を)信じられないと思う。うまいかへたかは別にして、奇跡だなと思います」と感慨深げに話した。

また、映画のテーマに沿って、最近幸せだったことを問われると「ナウです」と即答。「見てくださる方々と同じ空間に入れる。本当に胸がいっぱいです」と話した。

幼なじみのトウマを演じた工藤阿須加(30)も登壇。本作が声優初挑戦で、「やばいやばいと思っていたが、監督から大丈夫と言っていただいた。大変でしたが、楽しく最後までやらせていただきました」と笑みを浮かべた。

興津和幸、小松未可子、日野聡、吉浦監督らも出席した。