「2021 ミス・ユニバース・ジャパンファイナル」が22日、都内で開催され、日本人の父、韓国人の母を持つ東京都出身の会社員、渡邉珠理さん(じゅり=26)がグランプリを獲得し、日本代表に選ばれた。

グランプリとして名前がコールされると、渡邉さんは満面の笑み。涙は流さず、手を振りながら充実感いっぱいの表情でランウエーを歩いた。グランプリに決まり「いろんな気持ちで心がいっぱい。サポートしてくださったみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を一生の宝物にします」と喜んだ。

普段は広告会社に勤める。応募資格のリミットとなる27歳を目前に「残り少ない期間なので、今年は絶対やってみようという気持ちで応募しました」。審査ではアフガニスタンにおける女性の権利問題について流ちょうな英語でスピーチし、「日本人としてできることをやっていきたい」と話した。

この日30人のファイナリストが集い、ステージでのスピーチ、水着、ドレス審査などを経てグランプリが決定した。世界大会は12月にイスラエルに行われる予定で「今年こそトップ5、いや、ミス・ユニバースのタイトルを日本に。ミス・ユニバース・ジャパンとしては3回目(の世界一)、取っていきたいと思います!」と力強く宣言した。