故梅宮辰夫さんを広告キャラクターに起用していた美術商「本郷美術骨董館」(東京・文京区)は21日、公式ホームページを更新。広告看板に使った梅宮さんの写真の顔部分を黒塗りしたことをめぐる騒動について謝罪するとともに、梅宮さんの長女でタレントの梅宮アンナに宛てたメールを公開して経緯を説明した。

同社は「今回の屋外看板の件では弊社の配慮が足りず、関係者の方に対し、ご不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。続けて、「10月20日のフジテレビ系情報番組にて梅宮アンナ様のインタビューから、弊社に『堂々と取材に答えてほしい』、『謝罪メールは来ていない』と、コメントされていたことと、当社に『本当に謝罪メール出したのなら証拠を見せるべき』というメール等が多数来たため、メール送信画面(インスタグラム)と内容を併記させていただきます」とし、同社の染谷尚人代表がアンナに宛てたメール文を公開した。

メールでは、「この1年、北海道~福岡までの看板やTVCM,店頭サイン等、撤去作業をしていましたが、世田谷看板は後回しにしていた事は事実です。また何社か契約している広告代理店の中に契約解除の旨を伝え切れて無かったことも事実です」と、辰夫さんの写真を使った広告看板が掲出されたままになっていた事情を説明。また、今回の件で辰夫さんが所属した芸能プロダクション「グッデイ」から連絡を受けて対応しようとしたが、自身は当時、富山県に滞在中だったことや夜間だったため「看板業者とも連絡つかない事もあって急遽社員に何かしら隠すなり命じたのですが高い場所の看板なのであの様な不快な中途半端な処置となってしまいました」と、辰夫さんの顔部分を黒塗りした経緯を説明し、「現在は キレイに剥がしています」としている。

また同社は、今回の騒動についてメディアの取材を断ってきた理由について「これ以上梅宮アンナ様に不快な思いをさせたくないと思ったことと、10年近く名誉館長をしていただき、公私共に仲良くさせていただいた梅宮辰夫さんとの様々な思い出もございますので」と説明し、「今後は弊社と株式会社グッデイ社とで解決できればと考えております」とした。

今回の件はアンナが18日にインスタグラムで、「余りにも残酷で、余りにも酷い行為に。。。涙が出て。。。悲しくて。」と、亡き父辰夫さんの顔部分が黒塗りされた広告看板の写真をアップし、話題となっていた。