NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)の最終回、第120話が29日、放送された。

朝ドラ104作目となる「-モネ」は、「海の町」宮城県気仙沼で生まれ、「森の町」同・登米(とめ)で青春を送るヒロイン「モネ」こと永浦百音(清原果耶)が主人公。モネは天気予報の可能性を知り、やがて気象予報士を目指していく物語だった。

最終回、永浦家では、未知(蒔田彩珠)の大学合格をお祝いするため、幼なじみたちが集まっていた。そこで百音は、あの日以来開けられずにいたサックスケースを開こうと決意する。開けたら「無力だって思っていたころの自分に戻ってしまうんじゃないかと怖かった」という百音。ついにサックスケースを開ける。そして感想を問われ「戻ってたまるかと思った。もう何もできないなんて思わない」と力強く語る。「おかえり」と未知。亮(永瀬廉)は「おかえりモネ」と言う。百音は楽しそうにサックスを吹いてみる。

「おかえりモネ」のタイトルを最終回で回収したのは、King&Prince永瀬廉が演じる亮だった。亮は登場人物から「りょーちん」と呼ばれ、重要な役割を演じた。永瀬は繊細な演技で亮役を好演した。

最終回では新次(浅野忠信)たちに見送られ、亮は自分の船で海へ出航する。新次はうれしそうな様子を見せた。浅野忠信も骨太の演技で永瀬らを支えた。