NHKは29日、大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」の司会を女優川口春奈(26)俳優大泉洋(48)同局和久田麻由子アナウンサー(32)が務めると発表した。今年は「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称ではなく、全員「司会」に統一するという。

今年の紅白のテーマは、「Colorful~カラフル~」だという。

紅白の実施本部長・杉山賢治氏は、司会者3人の起用理由についてコメントを発表した。大泉については「人気・実力ともに日本を代表する俳優であり、明るく巧みな話術に、抜群のユーモアのセンスを併せ持っている方です。木曜夜に放送している『SONGS』の番組責任者でもある大泉さん、歌やアーティストへの熱い思いが、新たな司会スタイルでお送りする紅白歌合戦をリードしてくれると確信しています」とした。

川口については「川口春奈さんは紅白初出演・初司会です。大河ドラマ『麒麟がくる』や、来年の連続テレビ小説『ちむどんどん』への出演など、今、最も注目を浴びている俳優のおひとりです。これまで数多くの映画・ドラマ・CMなどに出演されているほか、YouTubeでも話題になるなど、活動の幅を広げています。川口さんが、どんな新しい色を紅白歌合戦に加えてくれるか大いに期待しています」。

また、和久田アナについては「そして『ニュースウオッチ9』のキャスターで、東京2020オリンピック開会式および東京2020パラリンピック閉会式の実況も務めた和久田麻由子アナウンサーが、大泉さん川口さんとともに司会を務めます」と説明した。

今年の紅白は工事中の東京・NHKホールではなく、東京国際フォーラムで開催される。杉山氏は「これまでにないスタイルの紅白となりますが、今年も、最高の歌の数々をお届けします。司会陣の皆さんには、紅白の舞台で感じた、歌や出演者の皆さんへの思いを存分に、ご自身の言葉で伝えてくださることを期待しています」としている。