NHKは29日、大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」の司会を女優川口春奈(26)俳優大泉洋(48)同局和久田麻由子アナウンサー(32)が務めると発表した。今年は「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称ではなく、全員「司会」に統一するという。

川口は今回が初めての紅白司会となる。来年前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」では、黒島結菜演じるヒロインの姉役を務める。また、昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、薬物事件で降板した沢尻エリカの代役を引き受けて緊急登板し、斎藤道三の娘・帰蝶役を好演し、同局に大きく貢献した。

大泉は昨年の紅白で初めて白組司会を務めており、2年連続の大役。来年放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源頼朝役で出演し、音楽番組「SONGS」(木曜午後10時半)は「番組責任者」としてレギュラーを務め、軽妙なトークで視聴者をひきつけるなど、同局との関係は深い。

来年、同局看板番組の朝ドラ&大河に出演する川口&大泉の強力コンビ、そして19年に続き、2回目の紅白司会となる和久田アナが大みそかを盛り上げることになる。

紅白は今年、2年ぶりに有観客で開催。例年使用されていた東京・NHKホールが工事中のため、東京国際フォーラムをメイン会場として放送される。

昨年は紅組司会が二階堂ふみ、白組司会が大泉洋、総合司会は内村光良と桑子真帆アナウンサーが務めた。