岡田准一(40)が2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「燃えよ剣」(原田眞人監督)公開御礼舞台あいさつに登壇した。前日1日にデビュー26周年を迎えたV6のラストライブを千葉・幕張メッセで行い、解散して一夜明けたこの日、活動の軸を置く映画の俳優として公の場に立った。

岡田は、コロナ禍で公開が1年、延期になったこととV6解散が重なったことを踏まえ「昨日、V6という長い間やってきた活動が終わる中、そういう時に公開する映画。コロナで延期した、このタイミングになりましたが、大事な作品と思っております」と感慨深げに語った。Hey!Say!JUMP山田涼介(28)からは祝福のメールをもらい、鈴木亮平(38)からは、この日、開口一番「おめでとうございます」と言われたという。

V6ラストライブ後は、さすがに眠れなかったといい「昨日、さすがに眠れなくて…嵐の松潤がくれた95年もののワインを飲みながら」と、嵐の松本潤から贈られたワインを飲み明かしたと明かした。その上で「いつもと変わらない日常を送ろうと思い、朝からトレーニングに行きました。眠い…眠くないっす」と笑った。

岡田は前日のV6ラストライブの壇上で「僕らは胸を張ってV6を終わりにしています。ここら辺(最近)の作品見てもらって感じるように、僕たちはV6を新たに探して、見つけられて、本当にまだできるんじゃないっていうくらい可能性を見つけ合って、メンバーの良さを見つけ合って終わることができます。本当に奇跡的ですごいことだと思うけど、それは支えてくれたスタッフやメンバーや皆さんのおかげだと思ってます。V6の一員として幸せでした」などと語っていた。

「燃えよ剣」は作家・司馬遼太郎氏のベストセラー歴史小説の実写化作品。武州多摩で“バラガキ”と呼ばれた土方歳三(岡田)は、武士になるという夢を胸に近藤勇(鈴木)沖田総司(山田涼介)ら同志と京都に向かい、徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明)を局長に擁して新選組を結成。土方は副長として、類いまれな腕と厳しい法度で統率し、討幕派の制圧に動く。土方はお雪(柴咲コウ)と運命的に出会い、ひかれ合うが時流は倒幕へと傾いていく。撮影は西本願寺などの世界遺産や国宝級建造物でのロケに加え、池田屋事件の舞台・池田屋をオープンセットで完全再現し、3000人超のエキストラを動員して行われた。

舞台あいさつの終盤で、司会から作品にちなみ“バラガキ”のエピソードはあるか? と質問が出た。岡田は「僕は昨日まで、バラガキを5人と過ごしてましたよね。うまいこといきましたよね」と、V6のメンバーと過ごした26年の日々を、解散のタイミングで公開された最新作に絡めて評した。