ふぉ~ゆ~が2日、東京・大手町よみうりホールで、明日初日を迎える主演舞台「Born 2 DIE(ボーン・トゥ・ダイ)」(8日まで)の取材会に出席した。

コンビニ密室殺人事件をテーマにした、井上三太氏の同名漫画を舞台化した。メンバーが主演し3年続いた「放課後の厨房男子」シリーズの出演者・スタッフが再結集し、辰巳雄大(34)は「4年目の出演者となります。チーム感がすごいです」と手応え。福田悠太(34)は「原作はバイオレンスでグロテスクだけど、ふぉ~ゆ~らしく、オリジナルのように素晴らしい作品を作り上げています」と話した。

1日、先輩グループのV6が解散した。それぞれに思い入れがあるようで、福田は「事務所に入った時のオーディションの練習曲、初めてテレビに出た時の曲、初めてステージに立った時の曲が『WAになっておどろう』なんです。いろんな思い出が出てきちゃいますね」としみじみ。V6がテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演時、仕事でリハーサルに間に合わない森田剛、三宅健、岡田准一に代わり、福田、辰巳、越岡裕貴の3人が代役を務めたこともあったという。辰巳は「一瞬V6としてMステで歌ったんです!」と興奮交じりに振り返った。

辰巳は、1日をもってジャニーズ事務所を退所した森田との縁も明かした。Jr.当時、面識のない森田から突然連絡があったといい「留守電が入っていて、『森田です。面白いジャニーズJr.がいるって聞いて電話しました』と。それからご飯に連れて行ってもらったりするようになりまして。他の先輩方に話をしても、『剛君がJr.とご飯に連れて行くの!?』と言われるくらいの時に、逆ナンしてもらったんです」と話した。退所報道時も「すぐ連絡して、これからもよろしくお願いしますと。目標は変わらず映像や舞台で剛君と共演することなんで、と伝えました」と語った。意外な交友関係は周囲からは驚かれっぱなしだったといい「気付いたらすごいレアキャラになってた。カウントダウンコンサートで剛君としゃべってると、みんなから『何で剛君としゃべってるの?』って」と笑った。

辰巳は「V6さんを見ていると、グループ活動する中で、個人個人やいちタレントとして、意識や質の高さを皆さん持たれていたことに刺激を受けた。1人のタレントとして責任を持つことを学びました」と先輩たちに感謝していた。

東京は銀座・博品館劇場(17日~12月1日)、大阪は松下IMPホール(12月4、5日)でも上演。【遠藤尚子】