NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の15日に放送された第11話の平均世帯視聴率が15・3%(関東地区)だったこと16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第10話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、英語講座を放送しなくなったラジオからは勇ましい日本軍の戦果が流れる日々。衣料品の購入や製造にも制限がかかる中、雉真繊維は軍服や国民服の需要拡大に伴い、工場の拡大を検討していた。そんな中、春休みに帰省することになった稔(松村北斗)。安子(上白石萌音)も稔も2人で出かけるのを心待ちにしていた。しかし、帰ってきた稔には千吉(段田安則)から事業拡大に先立って銀行の頭取の娘との縁談が持ちあがる。稔は「お断りします。僕には心に決めた人がいます」と即答する。そして安子の存在を両親に明かす。すると千吉は「頭を冷やせ」と交際に反対する。

雉真家から「たちばな」にお菓子の注文が入る。安子はそれを届けにいき、受け取りに出た稔の母美都里(YOU)が対峙(たいじ)する。