お笑いコンビ、ジャルジャルの後藤淳平(37)と福徳秀介(38)が19日、都内で主演映画「サンチョー」の初日舞台あいさつに出席した。

同作はコントの持つエンターテインメント性と長編映画の物語性を掛け合わせた“コントシネマ”。作中で2人は11人の登場人物を演じる。今年の単独ライブツアーと連動した作品でもあり、撮影当初は映画館での上映は決まっていなかった。後藤は「ラッキー!イェーイ!と思いました。アホらしい内容を巨大スクリーンで観ること自体が、コントだと思ってもらえれば」とPRした。

福徳は「1役、女装をしているんですけど、ワンピースを着てたんです。6月くらいやったんですけど、外を歩くとめちゃめちゃ気持ちよくて。どーんと(足を広げて座ったら)気持ちよかった。最高でした」と笑顔で振り返った。

舞台あいさつには倉本美津留監督も登壇。最初の編集では作品が3時間半になってしまったというが、1時間40分にまでカット。倉本監督は「ジャルジャルのことを嫌いな人に見てほしいから」と説明し「見て、ジャルジャルってええやん、演技うまいやんって思ってほしい。ジャルジャルを大好きな人はちょっと足りないなと思うかもしれないけれど、何度も見てもらえれば。ヒットしたら、DVDにボーナストラックとして入れてもらいたい」と語った。特殊メークを施された福徳がサンダルで100メートルを5本走った場面などがカットされたといい、後藤は「福徳が大変なロケをしたところはバッサリなくなりましたよね」と笑わせていた。

同映画は19日からシネ・リーブル池袋、新宿バルト9ほか全国21館で順次上映予定となっている。