文化放送は6日、今シーズンで現役を引退した埼玉西武ライオンズ松坂大輔投手の引退記念特番「東尾修&松坂大輔対談~ボールに託す想い」を18日午後6時から放送すると発表した。

ルーキー時代に監督を務めた東尾修氏とともに、松坂投手のプロ野球人生を振り返る。このほど行われた収録では、引退試合で抱いた思いや、現役時代の思い出などを思う存分語り合っている。

ドラフト会議後の入団交渉の場で、当時監督として交渉に臨んだ東尾氏が自身の200勝記念球を松坂投手に手渡したことについて話題が及ぶと、東尾氏は「(事前に渡そうとは)考えてなかった。家を出るときに『そうだ、娘の部屋にボールを置いてあるから持って行こう』と」と秘話を明かした。「このボールを大輔がどう感じるか。横浜ベイスターズがいいと言っていたから、突き返されたら、ちょっとまずいなと。でも、受け取ってくれたので、2、3歩は前進したかなと感じた」と当時を語った。

この200勝記念球について松坂投手は「ボールに何にも書いてなかったので『本物かな?』と」笑顔で冗談を交えつつ、「東尾さんがボールを託す思いを肌で感じました」と語っている。