秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントの前田悠雅(23)が、舞台「悪魔と永遠」(来年2月5日初日、東京・下北沢本多劇場)に出演することが7日、明らかになった。オーディションを勝ち抜いてヒロイン役に抜てきされた。

劇団「東京夜光」の新作公演で、作・演出を手掛ける川名幸宏氏からのラブコールを受けた俳優東出昌大(33)が主演する。前田のほか尾上寛之(36)ら実力派キャストがそろった。ある男の“それから”の物語を描くという。

前田は「オーディションの審査で今作のシーンをいくつか演じたのですが、自由な性格の役柄に自然と体が動きました。それと同時に、この役を絶対に自分がやりたいという気持ちがますます湧きました」と振り返り、「今回オーディションで選んでいただけて光栄ですし、今まで客席から見ていて、いつかステージの上に立ちたいと思っていた本多劇場の舞台に立てることは、新たな挑戦だと思って誠意を持って臨みたいと思います」と意気込んだ。

また「台本を読ませていただき、他人事ではない、永遠に考えても答えの出ない問いをぶつけられるような印象を受けました。私自身もこの作品が向かう『それから』を考え、その答えや価値観を作品で提示する事はとても繊細で危なく難しいことなのだと思いました」と説明。「観客の皆様に少しでもこの答えが良い意味で影響を与えられる様に、千秋楽まで現実を考えることをやめずに突き詰めたいと思います」と誓った。