NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の8日に放送された第28話の平均世帯視聴率が17・0%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ある日、英語が通じず困っている米軍将校を見かけた安子(上白石萌音)。とっさに「May I help you?」と声をかけ、会話の手助けをする。それは、英語を学び始めてから生まれて初めて交わした、生の英語会話だった。

家にいたるい(中野翠咲)にはお手伝いさんの雪衣(岡田結実)が「安子さんは女手ひとつでるいちゃんを育てることをあきらめ、雉真家におかえししようと決めた」と言う。

その頃、定一(世良公則)の営む喫茶店には、将校たちの集まるクラブで演奏するミュージシャンが集まっていた。戦争に勝った国・アメリカの絢爛(けんらん)豪華な文化をまえに、再会した安子や定一は複雑な思いを重ねた。

一方、家ではるいがカムカム英語講座を聞いていたが、美都里(YOU)がその放送を切ってしまう。