歌手河村隆一(51)とタレント青木さやか(48)が9日、都内で、「アストラゼネカ肺がん啓発イベント」に出席した。2人とも、肺がんの罹患(りかん)と手術経験がある。

河村は「自分自身が非喫煙者であるのに、なぜ肺がんになったんだろうって思った。まず心配したのは、肺活量ってどれくらい落ちてしまうんだろうということ。先生にちゃんとトレーニングしたら治るんだよっていわれて。手術から1カ月後にはライブを予定していたので、ファンに会えることを楽しみに、無理せずトレーニングしました」と振り返った。

「病になることが良いと伝えたいわけではない」と断りつつ「今まで以上に1日1日、ライブ1つ1つ、ファンの皆さんの前に立てる日を大切にしようと思いました」と心境の変化を語った。

青木は「40歳の時に先輩に人間ドックを受けようと言われて。全く何の症状もなかったけど、再検査になって、もしかしたらがんの可能性がありますと。経過観察をして、3年後に肺腺がんの可能性が高いので、手術を受けました。無症状で見つけられたのは、やはり、定期的な健診なんだと思います。人間ドックを定期的に受けていたという、それに尽きる」と定期健診の重要性を訴えた。