モーニング娘。’21佐藤優樹(22)が13日、東京・日本武道館のコンサート「佐藤優樹卒業スペシャル」でグループおよびハロー!プロジェクト(ハロプロ)を卒業した。

11年9月に10期生としてグループに加入。「まーちゃん」の愛称で親しまれた「エース」が10年の活動に終止符を打った。

リーダー譜久村聖(25)は「優樹ちゃん自身がつんく♂さんが作った楽曲が大好きなんだなという気持ちや、一緒に歌ってきた思い出がすごくよみがえってきて、なんだか切なくて、(佐藤の)卒業もやっと実感しました。卒業おめでとう」と祝福した。

さらに「優樹ちゃんは教科書に載っていいくらい偉人だと思います」と続けると、佐藤は「織田信長? 家康?」と目を丸くした。そんな佐藤を横目に譜久村は「いろんな意味でスゴイ人だなって思って。後輩にもたくさん憧れられているし、先輩でいる私にもすごくたくさん刺激をくれる。いちモーニング娘。メンバーとしてすごく尊敬しています。この先、優樹ちゃんがモーニング娘。に残してくれた思いを、私たちモーニング娘。だけじゃなくて、ハロー!プロジェクトにも残せたらうれしい」と話した。

佐藤は今年2月から「過敏性腸症候群」の症状が治まらず、卒業を決断。今後は体調の回復を最優先に、芸能活動は継続していく。 公演は、47都道府県に香港、台湾を含めた137スクリーンで行われたライブビューイングではハロプロ公演史上最大の3万3000人を動員した。

会場にはOGの藤本美貴(36)や田中れいな(32)道重さゆみ(32)、鞘師里保(23)、佐藤と同期の飯窪春菜(27)らも会場に足を運び、佐藤の勇姿を目に焼き付けた。ハロプロファンを公言する女優松岡茉優(26)菊池亜希子(39)らも会場に姿をみせるなど、多くの注目を集めた公演だった。