石原裕次郎さん、渡哲也さんらが出演し79~84年に放送されたテレビ朝日系「西部警察」の特集本第3弾「西部警察 PERSONAL3 三浦友和」(青志社)が4日に発売される。

オキこと沖田五郎刑事を演じた三浦友和(70)がロングインタビューで、作品や裕次郎さん、渡さんへの思いを語った。

シリーズPART2から3にかけ活躍したオキは、体内に残った鉛の弾丸の影響で、余命半年の宣告を受けている設定。登場から過酷な運命を背負っているキャラクター設定について制作側は、三浦と山口百恵(現在の三浦百恵さん)らが出演し、登場人物たちが病やさまざまな困難に立ち向かうドラマ「赤い-」シリーズを意識したという。

オキのキャラクター、三浦の熱演が話題になり、半年の出演契約が延長され、オキの余命も10カ月に延びた。インタビューの中で三浦は、渡さんに「もうちょっとやってみないか?」と言われたことを振り返り、余命半年の設定についても渡さんが「なんとかなる。任しておいてくれ!」と言ったことを懐かしそうに話している。

ハードボイルドな役は、三浦のイメージチェンジにもなった。アクションや大がかりな撮影、衣装が自前だったことなど、大変なこともあったが、三浦は「毎日が楽しくてしょうがなかったです。そんな現場は過去にありませんでした」と語っている。裕次郎さんと目を合わせる緊張感や、渡さんとの公私通じた交流なども振り返る。

三浦のロングインタビューのほか、174点の写真などで構成されている。