アニメ映画「劇場版 呪術廻戦0」(朴性厚監督)大ヒット御礼舞台あいさつが12日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、席上でテレビアニメの第2期が23年に放送されることが発表された。この日、サプライズで舞台あいさつに駆けつけた虎杖悠仁役の榎木淳弥が発表した。

昨年12月24日の封切りから43日目の4日で興行収入(興収)100億円を突破し、6日までの45日間で興収104億5632万2400円、動員760万3732人を記録。公開から50日となった11日までの興収は108億3000万円、動員704万1000人を記録した、シリーズ初の映画の舞台あいさつでの、ビッグニュース発表となった。

内容について、榎木は「僕もまだ知らない。原作を考えると…五条と夏油の昔の話があるので。楽しんでいただけたらなと」と、中村悠一演じる呪術高専の教師で最強の呪術師・五条悟と、櫻井孝宏演じる最悪の呪詛師・夏油傑の昔の話が出てくると明かした。櫻井も「劇場版で夏油さんの1、2シーンが入っている。…あのシーンですかね」と続いた。

「呪術廻戦」は、2018年(平30)3月から「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の、芥見下々氏の漫画「呪術廻戦」シリーズ初のアニメ映画作品。原作は12月25日発売の18巻でシリーズ累計発行部数6000万部を突破。テレビアニメシリーズは20年10月2日から昨年3月までTBS系で放送され、深夜アニメ枠の歴代最高視聴率を記録した。

「劇場版 呪術廻戦0」は「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」で2017年(平29)に連載された、芥見氏初の連載漫画「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」、通称“0巻”を映画化し、テレビアニメシリーズの前日譚として注目されている。乙骨憂太(声=緒方恵美)は幼少の頃、幼なじみの祈本里香(声=花澤香菜)を目の前で交通事故で失い、怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、自身の死を望んだ。その中、最強の呪術師・五条悟(声=中村悠一)によって呪術高校に迎え入れられ「僕は呪術高校で里香ちゃんの呪いを解きます」と誓う物語。

興行成績は、封切られた21年12月24日からの3日間で興収26億9412万8150円、動員190万8053人と大ヒットスタートを切り、1月3日までの11日間で興収58億7306万4900円、動員431万4027人と公開2週目で興収50億円を突破。同10日までの18日間で、興収77億1408万4650円、動員567万1950人を記録と、1週間で20億円のペースで興収を積み重ねた。同16日までの24日間では興収85億7642万9150円、動員628万8404人、23日までの31日間では興収93億1047万7450円、動員681万2266人を記録し、100億円の大台を超えた。

テレビシリーズと映画は、ともにMAPPAが製作している。